「パニック障害」だと診断されたころ、乗り物が怖くて仕方ない時期がありました。
車、飛行機、新幹線など、早い乗り物すべてが苦手になってしまったのです。
もちろん飛行機は滅多に乗らない…のに、どういうわけか、そんなときに限って、飛行機に乗る予定があって…

発作時に飲む頓服は持参していました。

しかし、飛行機に乗るなり、ほとんど失神に近いレベルで気を失いました。眠っているのと似た感覚で、目が覚めたら目的地に到着していて、或る意味では楽でした。
ただ乗り換えがあったんですよね。
そこでも、やっぱり気を失うような状態だったのです。

…その年は何度か飛行機に乗りましたが、だいたいそんな感じです。
でも予定はとりやめにせず、全てそのままでした。
新幹線にも乗りました。山手線にも。
さすがに山手線では失神しませんでしたが、ふらふらになったものです。

よくわからない病気に負けて出歩けないなんて悔しい、という思いだけに突き動かされていました。
無謀だったとは思っていますが、結果的に良かったようで、今は以前よりは平気です。

そんなわたしが今でも苦手なものが、高速道路と、MRIです。
たぶんMRIの話は書いたことがない気がするので、今日はそれについて書いてみます。

MRIでは、強力な磁石でできた筒の中に入って体の臓器や血管を撮影する検査をします。
頭部だけの機械などもありますが、全身で入ることも多いです。
このMRIは、パニック障害になって以降の私にとって、苦手な要素だらけなのです。
・動けない
・狭い
・大きい音がする
この3つ、昔から苦手でしたが、パニック障害になって以降は、ますます苦手となってしまいました。

でも検査なので仕方がありません。
初期のころは、いちおう「パニック障害なので、もし具合悪くしたらすみません」と担当のかたには伝えるようにしていました。
が、今のところ、「具合が悪くなった」ことはありません。
ただ、寝てしまうんですよ絶対。
飛行機のときと同じなので、どちらかというと気を失っているに近い状態だと思います。

筒の中に入る→すぐに寝る。

こんな感じです。マイクで説明を受けているあいだは必死になって起きていますが、そのあとは意識がなく、気がついたら終わっています。

「寝たら楽」というのを体が覚えてしまっているのでしょう。

ここ数年はMRIをとらなくてはならない状況になっていないのですが、今ならどうなのでしょう。
…想像しただけで嫌なので、多分きっとまた寝てしまいそうな気がします。